小惑星探査機「はやぶさ」からの帰還カプセル方向探知用アンテナに採用されました

2010.07.27リリース

 「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」様からのご依頼で「はやぶさ」帰還カプセルの回収に際しての方向探知用アンテナとして200MHz帯域3素子、および8素子の指向特性を有した八木型アンテナが採用されました。
  方向探知用アンテナとは帰還カプセルを速やかに回収するためにカプセルからの電波ビーコンを受信し、着地位置を正確に捉えるアンテナで回収作業において重要な役割を担いました。

  「はやぶさ」は7年間の長旅を終え、2010年日本時間6月13日に帰還カプセルを分離、大気圏突入、同日に予定地オーストラリアのウーメラに着地し、翌14日午後、無事回収されました。
  「はやぶさ」は小惑星「イトカワ」の表面物質を持ち帰るミッションを受け2003年に打ち上げられた探査機で、カプセル内の微粒子の発見などで太陽系の起源を知る上での重要な手がかりや太陽系の資源利用、天体との往復飛行についての必要な技術などの飛躍的な進歩に繋がる、世界的な快挙かと考えられます。
  2007年に打ち上げられた月周回衛星「かぐや」のリレー衛星「おきな」に搭載された中継用平面アンテナを担当させていただいた実績に続き、「はやぶさ」からの帰還カプセル方向探知という重要な役割に貢献できました。
 「はやぶさ」からの回収サンプル解析により、宇宙科学の更なる知見の広がりと進展を期待します。


帰還カプセル方向探知用アンテナ
提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA)